【コラム】実は年間約9,000円もかかっている「再エネ発電賦課金」って何?
マンガでも紹介した、毎月支払っている「再エネ発電賦課金(再生可能エネルギー発電促進賦課金)」。シェアハウスの皆さんも知らなかったようですが、初耳という人も少なくないのではないしょうか。
「再エネ発電賦課金」は、2012年7月に施行された、いわゆる「FIT(固定価格買取制度)」に基づいて金額が設定されています。
「FIT」とは、今はまだコストの高い太陽光や風力などの再生可能エネルギー(再エネ)の普及拡大を目的に国が定めた仕組み。この制度により電力会社は再エネで発電された電気を固定価格で一定期間、買い取ることが義務付けられています。「再エネ発電賦課金」は、企業や家庭といった電気の使用者が、その使用量に応じて負担しています。
2018年度の賦課金単価は2.90円/kWh、2012年度に比べると約13倍に増加しています。標準家庭での支払額は、月間電力使用量260kWhで計算すると、月754円、年間では約9,000円になり、電気料金のおよそ1割を占めています。
あなたが実際に支払っている賦課金は、毎月自宅に届く「電気ご使用量のお知らせ(検針票)」で確認できますよ。
太陽光や風力といった再エネは、二酸化炭素を排出しないというメリットがある一方で、天候によって発電量が左右されてしまうため、安定して発電することが難しいという課題もあります。再エネの導入拡大に向けては、こうした点についても考えてみることが必要なのではないでしょうか。
【再エネ発電賦課金】をもっと詳しく知りたいならコチラをチェック!