様々なエネルギーを知ることができる「アトミックステーション ジオ・ラボ」と、普段目にすることのできない電気の性質などを体感できる「デンキファクトリー」がある「科学技術館」(東京都千代田区)。
“子供たちの学び場”と知られている同施設だが、実は五感を刺激するアトラクション的要素も多く、今“大人がハマる”と話題に。
そこで、インフルエンサーとして活躍する鈴木さんと斉藤菜々子さんが「科学技術館」をレポート。
「どんな体験が待っているのか楽しみです!」と興味津々の2人。早速、館内へ入ってみることに!
「ちょっと、お堅いイメージなのかなと思っていたけど、全然違うね」(左・鈴木さん)。
「エントランスがとってもキレイ。ワクワクしてきたね」(右・斉藤さん)
科学技術館の建物は、宇宙に散在する星をイメージしたデザインの外壁が印象的
「科学技術館」は緑に囲まれた「北の丸公園」に位置し、家族連れはもちろん、訪日観光客の人々も訪れる人気のスポット。
建物の外壁には宇宙に散在する星をイメージしたユニークなデザインが施されているのも特徴だ。
まず2人が向かったのは3階にある「アトミックステーション ジオ・ラボ」
2人が向かったのは、地球に存在する様々なエネルギーを学べる実験ステーション「アトミックステーション ジオ・ラボ」。
ココでは原子力エネルギー、自然エネルギー、化石燃料などがもつ特性や、地球環境などを考えたエネルギー利用のあり方を知ることができる。
入口前にはペッパーくんが!液晶画面に映された項目をタッチすると、「アトミックステーション ジオ・ラボ」に関する内容を紹介してくれる
「見てみて!ペッパーくんがいる♪」と斉藤さんが発見したのは、「アトミックステーション ジオ・ラボ」の展示内容を解説してくれるペッパー君。
「タッチパネルを触ってメニューを選ぶと、展示について説明してくれるんだって」と斉藤さん。
展示エリア中央にある「原子力発電のしくみ」。
スタートと記された場所をタッチするとアニメーションがスタート
水を沸かし蒸気の力でタービンを回転させ電気を起こし…
街の灯りが点灯!
「イラストや模型がかわいくて分かりやすいね」(斉藤さん)
「電気が付いたよ!キレイ~」(鈴木さん)
「原子力発電のしくみ」では、核分裂で発生した熱を使って発電していることをアニメーションと模型で紹介。
中央の大きなパネルを見て、「『ここをタッチ』って書いてあるよ」と鈴木さん。
触れてみると、ウランの核分裂で発生した熱を使い、蒸気タービンを回して発電、これが街を照らす電力となるというアニメーションがスタート。
矢印がついている大きな舵を回すと「日本のエネルギー事情」が分かるユニークな展示
そして、石油や石炭などの世界の分布地図や埋蔵量、日本の輸入量などを比較できる「日本のエネルギー事情」へ。
「この大きな舵を回すと、エネルギーの詳細が分かるようになっているんだね」と斉藤さん。
「日本ってエネルギーの多くを海外に依存しているんだ…」と鈴木さん。
「家庭で必要なエネルギーの量も書いてあるから身近に感じられるね」と、エネルギーを学ぶ2人。
スクリーンに登場する小学5年生の創(つくる)くんと望(のぞみ)ちゃんがナビゲーターとなり、地層処分を解説
「映像がすごくリアルだね!」と3Dシアターを楽しむ2人
続いて、原子力発電の燃料をリサイクルしても、どうしても残ってしまう高レベル放射性廃棄物を地下の深いところに埋める地層処分を紹介する3Dアニメーション「地層処分シアター」(約20分)を鑑賞。専用メガネを装着してシアターへ。
「立体的な映像が迫ってきてオモシロイ!」(鈴木さん)。「映像がすごくカワイイしわかりやすいね♪」(斉藤さん)。
「難しい内容を3Dアニメで楽しめるなんて思っていなかったので驚きました」と鈴木さんが話す通り、キッズでも楽しめる内容となっている。
「デンキファクトリー」ではワークショップを含む10種類以上の体験ができる
キッズにも人気の高い「発電サイクリング」にトライ!
「アトミックステーション ジオ・ラボ」を満喫したあとは、同じく3階にある電気の原理を学べる参加体験型の展示と、実験の名人が演示する実験ショーが行われる「デンキファクトリー」へ。
「これ自転車ですよね…?」と斉藤さんが注目したのは、“人の力でどのくらい発電できるか”に挑戦する「発電サイクリング」。
自転車のペダルをこぐと発電機が回り、テレビや電球などを付けることができる。
「意外と難しい~(笑)」と言いつつ楽しそうな斉藤さんと鈴木さん
「思いっきりこがないとテレビが付かない(笑)。もう一回チャレンジだ!」と気合い十分の2人。
頑張った甲斐がありテレビが付くと一気に笑顔に。
発電サイクリングは3台あり、3人で協力すると大きな電気を起こすことができると聞いた2人は、「今度はもう1人連れて来よう(笑)」と、リベンジは次回へ持越しに!
ガラスに触れると触れた部分に光が伸びる「プラズマボール」。
「ちょっと怖いね」と弱腰の斉藤さんに対し「大丈夫だよ~」と興味津々の鈴木さん
ガラスのボールに触れると放電する電子の動きが手に吸収されるように自在に動く「プラズマボール」や放電の不思議な光を体験できる「アーク放電」など様々な体験をした2人は、続いて実験名人によるワークショップへ!
取材時のテーマは、「電気と力と磁石」(約20分)
電磁石を利用したフライパンのスピーカーを体感する2人
取材時は「電気と力と磁石」をテーマとしたワークショップを実施。
様々なアイテムを用いて行われる実験は、普段は気付かない「電気のはたらき」などを感じることができる内容となっている。
「音楽や声は『音波』という振動を通して私たちに届きますよね。では、スピーカーの仕組みはどうなっているかご存知ですか?」
と名人に問いかけられ「?(笑)」とキョトンとした表情の2人。
そんな2人に分かりやすくスピーカーの構造を解説してくれた名人。その後、名人が取り出したのは、なんとフライパン!
CDプレーヤーとフライパン、そして電磁石などを組み合わせると…
「わー、すごい!フライパンから音が聞こえる!」と一気に笑顔になった斉藤さんと鈴木さん。
名人と直接触れ合いながら学ぶことができるワークショップは、「デンキファクトリー」でも大人気なので、ぜひ参加して!
1階「ミュージアムショップ」には科学に関するグッズがズラリ
左からチョコインクッキー(10個入り・税込650円)、しおり(各税込380円)、キーホルダー(税込324円)
※すべて科学技術館限定
最後に1階「ミュージアムショップ」へ。
同館の展示にまつわるアイテムのほか、宇宙に関するグッズまで幅広く取りそろえている。
チョコが入ったクッキーやしおりといった同館オリジナルグッズも。
ちなみに写真中央のしおりは、赤い帯が仕事運・健康運、ブルーは勝負運といったお守り的要素もあるとか、ないとか(?)
「ほかにもいろんな展示があるみたいなので、また来ます!」と鈴木さん
「子供に戻ったように楽しめました♪」と斉藤さん
「科学技術館」で、電気やエネルギーについて体験した2人。
「当たり前に使っている電気には、いろんな工夫や工程があって提供されていることを改めて知ることができたので、今日から大切に使います」と鈴木さん。
「日本のエネルギー事情なんて、普段まったく気にしていなかったので、とても勉強になりました」と斉藤さん。
最後に今日のワクワク度を電力にかけて評価♪ テンションMAXを100ワットとするとどれくらい?
「五感を使って楽しく学べて得した気分なので、私は80Wくらい♪」(鈴木さん)。
「シアターやワークショップがとっても楽しかったので、私も80Wかな!」(斉藤さん)。
「九段下」駅から徒歩10分とアクセスも良い「科学技術館」にぜひ足を運んでみて。
指標:10W=★/最大100W
鈴木さん………★★★★★★★★☆☆
斉藤さん………★★★★★★★★☆☆
レポーター
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鈴木
instagram: @shiorinsuzuki
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斉藤菜々子
instagram: @nanacoco.7