全国各地のエネルギーにまつわる施設とその周辺スポットに遊びに行く「Trip! Energy(エネトリ)」、第1回は「東京電力フュエル&パワー株式会社(以下、東電FP)川崎火力発電所」がある川崎に。
川崎といえば、美しい工場夜景スポットとしても有名で、プチリッチなBBQテラスもあるというインスタ映え必至のエリア。さらにリニューアルしたラゾーナ川崎プラザの気になるお店もチェック。
インスタグラマーのGaru chan(ガルちゃん)さんと岩崎志保さんがレポート!
Garu chanさん(左)と岩崎志保さん(右)。JR川崎駅からつながるラゾーナ川崎プラザ2Fのルーファ広場をさんぽ
駅近ビルの屋上でプチリッチBBQ
まず訪れたのは、JR川崎駅から徒歩5分ほどのところにあるビル。一見、何の変哲もないビルなのに、屋上に上ると面白い空間が広がっている。
ロックヒルズガーデン屋上は3時間3000円~/人でレンタル可能。テーブルやイス、洗い場なども自由に使える
ここは、「ロックヒルズガーデン」というレンタルスペース。屋上テラス、室内ラウンジ、和室を時間貸しで借りることができ、女子会などに利用されている知る人ぞ知るスポットだ。
Garu chan「駅近くのビルの屋上にこんなところがあるなんてビックリ!開放感があっていいよね」
志保「テントやテーブルセットもカワイイ!ここで誕生日を祝ってもらえたら、すごくうれしいかも」
Garu chan「気軽にキャンプ気分♪」志保「ココ、絶対写真が撮りたくなるよ」
屋上テラスの周りには高い建物も少なく、視界は良好。春の陽気と青空とくれば、やりたくなるのがバーベキュー。
「シェアスタイル バーベキューコース」は5000円/1人(料理・スペース料金込み、5人~)
ロックヒルズガーデンでは、スペースのレンタルに追加して、バーベキューセットを頼むこともできるのだ。
Garu chan「アウトドアは得意だからまかせて!」志保「おいしそ~!」
メニューは、肉汁あふれる豚肩ステーキやキャベツとベーコンのアンチョビオイル、ローズマリーが香るチキンステーキなど5品。
ローズマリーとオリーブオイルをもみ込んでローストする「野生を感じるチキンマリー」
Garu chan「食材は用意してくれるし、用具は全部備え付け。本当に手ぶらで来ても大丈夫だね」
プリッとしたソーセージを挟んだ「チームビルディングバーガー」
大ぶりの肉を焼いてスライス。みんなでシェアして食べるスタイル
志保「1500円で飲み放題も付けられるって!ランチからビールっていうのもいいよね」
テーブルを囲んでワイワイするのもいいし、テントの中でのんびり食事をしてもOK。使い方は自由だ
ほかにも屋上スペースには、サンラウンジャー(日光浴用チェア)やジャグジーなどもあり、おなかが膨れたらゆっくりひと休みも。気軽に屋上バーベキューをすれば、ちょっとリッチな気分を味わえるはずだ。
韓国発のひんやりスイーツ
ごはんを食べた後は、甘いものが欲しくなるころ。続いて訪れたのは、2018年3月20日に大規模リニューアルした「ラゾーナ川崎プラザ」。
JR川崎駅からつながる「ルーファ広場」。人工芝が敷かれており、座ってのんびり過ごすことも
3月20日から103ものショップがニュー&リニューアルオープンし、川崎の顔が装いを新たにしている。
志保「新しくオープンした『UNITED TOKYO』に行ってみようかな!」
広場にあるテントやソファなどはリニューアルオープン記念の期間限定
Garu chan「この広場、気持ちいいー」
たくさんの気になるお店がある中、2人が目を付けたのは、コリアンデザートカフェ「ソルビン川崎」。韓国の伝統菓子に斬新なアイデアを加えて現代風にアレンジしたスイーツが味わえる。
コンクリート打ちっぱなしの壁とナチュラルなテイストのテーブルなどがやわらかな印象のソルビン店内
本場・韓国には約500店舗があり、かき氷というとソルビンを連想するほどの人気店で、ラゾーナ川崎プラザは日本で5店舗目となる。
人気No.1メニューの「きな粉餅ソルビン」(850円、手前)と、アップルマンゴーとチーズケーキを合わせた「マンゴーチーズソルビン」(1500円、奥)
志保「きな粉とお餅の食感がクセになるかも」
志保「おいしぃ~!かき氷なんだけど、かき氷とはちょっと違う。口の中に入れるとふわっと溶けて…新雪に足を踏み入れたような感じかな」
Garu chan「マンゴー、おいしい!スプーンが止まらなくなる」
Garu chan「ボリュームがあって、インスタ映えは間違いないよね!」
氷粉雪のようなふわふわな氷。写真を撮りながらゆっくりと食べられる
川崎の港湾を彩る夜景
スイーツを食べてのんびりしたあと、最後に訪れたのは、川崎港にある「川崎マリエン」。
JR川崎駅から川崎マリエンへの移動はバスか車。25分ほどで到着する
川崎マリエンは、川崎港振興協会が管理するちょっとお硬めな会館なのだが、高さ51mにある最上階には、実は誰でも入れる入場無料の展望室が。
市内はもちろん、新宿のビル群や東京タワーなどを望むことができる隠れた絶景スポットになっている。
展望室からの眺め。夕日の沈む西側には、川崎の倉庫群などが見える
Garu chan「想像していたより、いいかも!けっこう穴場だよね」
10階の展望室フロアは、1周すれば川崎市街から東京湾まで360度の景色を眺めることができる
志保「この周辺には、発電所をはじめ、製油所や工場があるんだって。こうやって見ると、工場って言ってもいろんな形があるんだね」
Garu chan「あの2つ並んでいる煙突は?」
2本の煙突の下に広がるのが東電FP川崎火力発電所
志保「あれは東電FP川崎火力発電所の煙突だって。あの発電所って、LNG(Liquefied Natural Gas)っていう液化させた天然ガスを燃料に使っていて、環境にやさしいらしいよ」
窓の手前には、東電FP川崎火力発電所など、展望室から見える景色の説明書きも
LNGは、不純物や、酸性雨のもととなる硫黄分などが含まれていない、環境にやさしい燃料。東電FP川崎火力発電所では1984年からLNGを燃料としている。
さらに東電FP川崎火力発電所は、1600℃という高温の燃料ガスによるガスタービン発電と、蒸気による蒸気タービン発電を組み合わせた発電方式の設備も導入しており、その設備の熱効率は約61%と世界最高水準を達成している。
Garu chan「都市部にも発電所ってあるんだ。電気って案外、身近なところでもつくられているんだね」
志保「工場が広がる景色なんて見たことがなかったから、なんだか新鮮」
さらに時間が過ぎると、夕日が工場群の中へ。
3月は18時前に夕焼けの美しい風景が広がる。18時を過ぎると次第に暗闇に
橙から深い藍色へと空の色が変わり、数十分もすれば工場群と都会の光が織りなす夜景が姿を現す。
川崎マリエン西側から見える夜景
Garu chan「夜景もキレイ。写真の撮りがいがあるよね」
志保「動画を撮影して、音楽つけたら、かっこよくなりそう!」
川崎マリエン北側から見える夜景。東京タワーまで望むことができる。手前は首都高湾岸線
さまざまな色の光が港湾を彩る夜景は、まるで電気のアート。展望室のベンチに座ってのんびり眺めれば、光を生み出す電力のありがたみも感じられるかも。
眼下に広がる倉庫群やコンテナのナトリウム灯の光で、港湾の工場地帯がオレンジ色に染まる
春のお出かけは、未体験にたくさん出会える川崎に行ってみては?
※表示価格は全て税込です
今回訪問した施設
ロックヒルズガーデン
住所:神奈川県川崎市幸区3-8-1 7F・屋上
電話: 044-589-4333
http://upbbq.com/
ラゾーナ川崎プラザ
住所:神奈川県川崎市幸区堀川町72-1
電話: 044-874-8000
https://mitsui-shopping-park.com/lazona-kawasaki/
※ラゾーナ川崎プラザのイベントはこちら
川崎マリエン
住所:神奈川県川崎市川崎区東扇島38-1
電話: 044-287-6000
https://www.kawasakiport.or.jp/
レポーター
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Garu chan
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岩崎志保
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