2018年4月に「長崎温泉やすらぎ伊王島」(長崎県長崎市)から、シーカヤックなどのマリンアクティビティや全天候型BBQガーデンといったアクティビティが充実したエンターテインメントリゾートとして生まれ変わった「i+Land nagasaki(アイランドナガサキ)」。長崎市内から車で約40分でアクセスできる同施設のなかでも、新たな目玉として話題を集めているのが“体験型マルチメディア・ナイトウォーク”が楽しめる「ISLAND LUMINA(アイランド ルミナ)」だ。
陽が沈んだ森を舞台に大冒険を繰り広げる「ISLAND LUMINA」を、流行に敏感な松岡みずきさんと柏木美智子さんがレポート。「夜の伊王島は初めて。幻想的な体験ができると聞いてとっても楽しみです」と期待を胸に、伊王島へ!
「ISLAND LUMINA」がスタートする前に、周辺エリアを散策。「海の香りと風が気持ちいい」(左・柏木さん)。「冒険って聞いただけでワクワクするね」(右・松岡さん)
今でも現役で活躍する伊王島灯台がある島の最北端へ。この辺りは「伊王島灯台公園」として市の名勝に指定されている
灯台上部は明治時代に建設された当時のまま。「夕日もキレイだね」(松岡さん)
敷地内の温泉施設「島風の湯」から巡回バスに乗って出発
「i+Land nagasaki(アイランドナガサキ)」のある伊王島は、長崎県長崎市から南西約10kmの沖合に浮かぶ島。近年は伊王島大橋の開通により車でも気軽に行けるようになった。風光明媚な島としても人気が高く、伊王島灯台や水平線に沈みゆく夕日も美しい。「ISLAND LUMINA」のスタートは日没から。夕日をゆっくり眺め、暗くなったらいざ出発!
ウェルカムゾーンには冒険の舞台となる森の地図が。RPGの主人公になった気分!?
物語は「ISLAND LUMINA」のために作ったオリジナル。この土地ならではの要素を取り入れている点も体験のお楽しみ!
「これは魔法の宝石を探す旅。恐ろしいドラゴンに魔法の宝石を奪われたことで闇に閉ざされてしまった島。この島に住む少女ユラは、運命の夜、光を取り戻すためドラゴンと魔法の宝石を探す旅に出る…」。2人は、そんな物語の世界にトリップし、少女ユラの頼れる仲間となって共に大冒険にチャレンジする。
まずはウェルカムゾーンで旅支度。かがり火が焚かれ、あたりは冒険心を駆り立てるムードたっぷり。「ゲームの中にいるみたい!テンション上がるね」と松岡さん。暗闇で仲間を見失わないように蛍光ペンを使って顔や手にペイントをしたら、いよいよ森の中へ。
ウェルカムゾーンでは記念撮影にピッタリのフォトスポットも。冒険の前に1枚撮っておこう
ブラックライトで照らすと浮かび上がるフェイスペイント。夜の旅への準備はこれで万全!
冒険は「はじまりの村」からスタート。主人公ユラがドラゴンと魔法の宝石の存在を知るシーンが映し出され、闇の世界となった島に光を取り戻すための冒険が始まる。
ユラと共にドラゴンがいるという海の世界へ。物語に沿ってルートを進んでいくと、光と音によるさまざまな仕掛けが次々と現れ、森全体をスクリーンにしたプロジェクションマッピングが気分を盛り上げてくれる。
「はじまりの村」。ここで少女ユラはドラゴンと魔法の宝石の存在を知ることに。「森の中に映し出されているとは思えないくらい映像がキレイ…」と松岡さん。「最新技術とエネルギーの力ってすごいね」(柏木さん)
左側の女の子がユラ。島に光を取り戻すための冒険が始まる!
「祈りの泉」ではモクモクとスモークが。「なんだかドキドキしてきた…」とやや緊張気味の柏木さん
さらに進むと、森の中に設置されたLEDが夜の森を照らし、幻想的な光景を作り出すスポットが出現。踏み台に乗ると音が鳴る「導きの小道」では、遊び心ある仕掛けに2人もびっくり。続く、スモークで光を乱反射させた「きらめくトンネル」では、まるで水中にいるような気分に。「雨上がりや、風向きの変化などによっても光り方が変わるんだって」と松岡さん。「エネルギーを駆使した技術と大自然が織りなす光景なんだね」と感激した様子の柏木さん。
「導きの小道」では、踏み台に乗ると音が発生。赤ちゃんの体重でも反応する高感度!
たくさんの光の粒が瞬く「きらめくトンネル」。海中に光が差し込み、キラキラと輝いている様子を表現している
2人は森を抜けて海岸線へ。「わあっ!」「すごい!」と柏木さんと松岡さんが同時に歓声を上げたのは「出会いの崖」。目の前の森には巨大なプロジェクションマッピングが映し出され、波の音、木々のざわめき、風の音がこのロマンチックな世界に臨場感を与えてくれる。「…夢の中にいるみたい」と2人はしばしウットリ。
森をスクリーンにしたプロジェクションマッピング。映像の中には灯台が。「あれ、もしかして伊王島灯台じゃない?」(松岡さん)
「出会いの崖」の圧倒的な光景に息を飲む松岡さんと柏木さん。星空のようにきらめいている先は海岸線
ファンタジーの世界に引き込まれながら、再び森の中を進む。自然の傾斜をそのまま生かしているので場所によっては急な階段もあり、「普段の運動不足を思い知らされるね」と2人は苦笑い。さらに、ドラゴンが仕掛けた罠が行く手を阻む「竹林の迷路」では、真実を見極めながら迷路を脱出!
赤く照らされた「竹林の迷路」。「まったく違う森に来たみたい…」と恐るおそる歩みを進める2人
ドラゴンが仕掛けたウソを見破れるか?攻略のポイントは“真実の光”
物語はいよいよ終盤へ。「光の野原」で目の前に現れた巨大ドラゴンとの直接対決に挑む!太鼓を叩くと迫力ある音響と共に、ドラゴンに向かって光が矢のように発射され、「スゴイ!たくさん叩いて倒さなきゃ!」と2人のテンションもアップ。周りのみんなと一緒になって勝利を目指そう!
「光の野原」では、太鼓を叩くと光が矢のようにドラゴンへと放たれる。飛び回るドラゴンを逃がさないように!
みんなで協力すれば百人力。シューティングゲームの要素も加わって大興奮
スタートから約1時間。冒険の終わりを告げるワンシーンが訪れる。果たしてユラと2人は魔法の宝石を取り戻し、この島に光を取り戻せたのだろうか…!?
森を出ると、まだ夢覚めやらぬといった表情で「まだ終わりたくない…」と松岡さんがポツリ。「本当、あっという間だったなぁ」と柏木さん。
帆船でドラゴンとの最後の戦い。ラストシーンはぜひ現地で実際に体験しよう
帰りにショップに立ち寄り、思い出の品となるオリジナルの商品をGET。ショップの隣にあるワゴンでは、ドリンクや軽食を販売しているので、冒険の前に腹ごしらえするもよし、冒険の後にひと息つくもよし。エビのすり身などを食パンで挟んで油で揚げた長崎のご当地グルメ「ハトシ」も販売しているのでチェックしてみて。
チケット売場のすぐ近くにあるショップでオリジナルグッズを手に取る2人。オススメは「ポストカード」(200円)、「オリジナルTシャツ」(1800円)
ドリンク(300円~)、フード(180円~)共に9種類ほど。長崎の郷土料理“ハトシ”が味わえる「サクサクハトシ」(300円)も人気
「とってもきれいで、ワクワクして楽しかった」(柏木さん)。「光と音をこんな風に使って楽しめるなんて感動しました」(松岡さん)
「ISLAND LUMINA」で光と音に包まれた大冒険を体験した松岡さんと柏木さん。
「光と音、映像を使ってこんなにスゴイ体験ができるなんて驚きました。エネルギーの力ってすごいな~と改めて実感!」(松岡さん)「最新の技術と自然が融合しているところが魅力だなと感じました。自然を生かした環境づくりはこれからも重要になってくると思うので、とてもステキな体験ができました」(柏木さん)
最後に今日のワクワク度を電力にかけて評価♪ テンションMAXを100ワットとするとどれくらい?
「100ワットどころか100ギガワットです(笑)」(松岡さん)
「もっとユラちゃんと冒険を続けたいので、あえて90ワット!」(柏木さん)
幻想的な世界とフォトジェニックな演出が散りばめられた「ISLAND LUMINA」。SNS映えはもちろん、「i+Land nagasaki(アイランドナガサキ)」にはホテルやスパ、マリンスポーツ体験など様々なレジャースポットがあるので、ぜひ足を運んでみて!
指標:10W=★/最大100W
松岡さん………★★★★★★★★★★
柏木さん………★★★★★★★★★☆